目次
この記事では、貸し農園でダイコンの栽培〜収穫までの方法をまとめました。
まずは、簡単に私の自己紹介をさせてくだい。
私は週末の休日を利用して、近くの貸し農園で野菜づくりを楽しんでいます。野菜づくりをはじめてから8年になります。
はじめは働きながらの畑栽培だったので、週末だけで野菜づくりは可能なのか不安な中で始めましたが、今では年間で40種類以上の野菜を栽培できるようになりました。
週末だけの限られた時間での栽培になりますので、できるだけ効率的にかつ失敗を減らしながら野菜栽培を楽しむにはどうしたらいいのだろうと試行錯誤の毎日です。
今でも天候不純やアクシデントで失敗することはありますが、美味しい野菜が収穫できたら最高の気分が味わえます。
ここでは、
「貸し農園で初めてダイコン栽培をするので、栽培方法を学びたい」
「ダイコン栽培の栽培手順を参考にしたい」
「ダイコン栽培の効率的に栽培するコツが知りたい」
「初心者でも簡単に栽培できる野菜が知りたい」
方に、週末だけの数時間を利用して、美味しい「ダイコン」を収穫できる効果的な栽培方法や初心者の方でm失敗しない栽培のコツをまとめています。
これからのダイコン栽培の際の参考にしてもらえたら嬉しいです。
- 初めての人でもカンタンに栽培できる大根栽培の方法
- 失敗を減らし、美味しい大きなダイコンを収穫するための栽培のコツ
- 土づくりから収穫までの栽培タイムスケジュール
冬野菜の主役ダイコンの栽培。寒くなるまでにいかに大きく育てるかが栽培のポイントです。夏の終わりから気温を見ながら早めに準備していきたいですね。
まずは、ダイコンの特徴を把握しておきましょう。
どの野菜もそうですが、同じ場所に同じ科目や作物の栽培を連続して行うと、土壌の養分(栄養素)に偏りが出ることで、生育障害に繋がる可能性があります。
下の表を参考に種まきをする前にチェックしておきましょう。
作物 | 科目 | pH | 間隔 |
ダイコン | アブラナ科 | 5.5〜6.5 | 2~3年 |
ダイコン栽培のポイントは、
- 土づくりの際、しっかり深く耕す
- 土の塊や石で二股や三股の根別れがないよう除去しておく
- 適性気温を確認しながら種まきタイミングを逃さないい
- 気温が高いうちは特に防虫ネットでしっかり守る
- 寒くなるまでに追肥をしっかり行い大きく育てる
難しいようですが、最初の土づくり、防虫対策、追肥タイミングを守れば、初心者の人でもカンタンに栽培できます。
栽培ポイントを抑えながら大きく美味しい大根を栽培していきましょう。
ダイコンの栽培は、春採り、初夏採り、秋冬採りと年に3回栽培タイミングがありますが、ここでは9月に種まきを行って、11月に収穫を行う「秋冬採り」の栽培手順を紹介していきます。
尚、地域によって栽培タイミングは異なりますので参考程度にお願いします。
まずは、土づくり〜収穫までのスケジュールを確認しておきましょう。
2週間前に酸度調整、1週間前には堆肥、元肥を入れ、畝を立てます
畝を立て、黒マルチを張っておきます
種まきを行ない、防虫対策として防虫ネットを張っておきます。
間引き、追肥を行いダイコンの生長を促します。
いよいよ大きくて美味しいダイコンの収穫です。
ダイコンは苗からでなく種まきから栽培するので、選べる品種の数は多いです。
その中で人気は「青首ダイコン」の品種で、「YRくらま」「耐病総太り(青首品種)」「三太郎」など、ス入りが少なく肉質が良い大根なのが特徴。
特に秋冬栽培の品種は気温の高い時期の害虫及び病気対策には気を付けたい。
YRくらま | ウィルスや萎黄病などの病気に強いのが特徴。また肥料が少なくても成長する早生品種。肉質がよく美味しいと人気の品種 |
耐病総太り | 青首大根品種の1種。栽培時期を少しずらして涼しくなってから育てることができるので害虫予防が可能。ス入りが遅いので長期間美味しく食べることができるのも嬉しい。 |
三太郎 | 耐寒性が強く、秋冬栽培に向く。株間を調整することで、大根の大きさを調整して収穫できる。ス入りが遅いので長期間収穫が可能なのも嬉しい。 |
ダイコンの栽培を具体的にみていきましょう。9月初旬には種まきをしていきたいので、8月の中旬、お盆明けくらいには準備をしていきたいですね。
ダイコン栽培はポット播きでなく、直播での栽培になります。ポット播きは根を痛めていい大根が収穫できないので気をつけましょう
土づくり&畝つくり
ダイコンやニンジンの根菜類は特に土づくりが重要になります。
収穫時には40cm近くになりますので、地中深くまで耕すことと、土の塊や石が残っていると、大根が二つや三つに分かれてきれいな大根が収穫できなくなるので注意しましょう。
丁寧に何度も耕し、ダイコン栽培に適した土づくりがポイントです。
2週間前には酸度調整を行います。苦土石灰を施し、土壌の酸度が5.5〜6.5の間になるように調整します。
1週間前には牛糞などの堆肥、鳥糞や化成肥料などの元肥を入れしっかり耕し、畝を立てましょう。
畝の高さは10cm(水捌けの悪い畑の場合20cm)、幅は50cm程度の畝を立てます。
マルチ張り
畝を後は黒マルチを張ります。この作業は必須ではありませんが、秋以降地温が下がってきますので、地温を温めるために張ることをオススメします。
特に週末のみの作業時間で栽培効率を上げたい場合は、マルチ効果で雑草の生長を抑える効果もありますので、作業を減らすことも可能です。
黒マルチはネット購入やホームセンターでロールで購入するのが1番コスパが高いですが、DAISO(ダイソー)で販売している穴あきの黒マルチがおススメです。初めから穴がミシン目で入っているので、等間隔にカンタンに穴あけすることが可能ですよ。
種まき&防虫ネット貼り
黒マルチを貼ったら、穴を開けて種を播いていきましょう。株間は大きく育てる場合は20cm程度空けましょう。
一つの穴に3粒の種を播きます。種を播く際にペットボトルのフタを使用すると便利です。土面に1cm程度の深さで押し付けてそこに種を播きます。
深さを1cmで統一することで、発芽のタイミングを揃えることができますよ。
種まきが終わった後は、防虫ネットを張り防虫対策を行いましょう。
防虫ネットを張り終えた後は、十分に水やりをしておきます。
種まきをする際、種は一晩程度水につけておくか、クッキングシートで種を巻いて、水で濡らした後に冷蔵庫で一晩保存しておくとしっかり発芽しますよ。
間引き&追肥
発芽した後は、間引きと追肥を行います。
間引きと追肥は同じタイミングで大丈夫ですが、
- 本葉が2〜3枚の際1回目、2本に間引きます。
- 本葉が5〜6枚の際2回目、1本にします。
間引きの際に植付け穴に化成肥料をひと摘み施します。
追肥の際に間引いた苗に土寄せをして足元を固定してあげると真っ直ぐに育つダイコンが収穫できます。
収穫&保存方法
いよいよ収穫です。ダイコンが土から盛り上がってきたら収穫タイミングです。
ダイコンの保存方法として、収穫時期はすでに気温が下がっているので、引き抜いた大根の葉っぱを切り取り、新聞紙に巻いて外で保管しておいても大丈夫です
私はそのまま畑に植え付け、必要な都度引き抜くことが多いです。
ただ、長期間収穫しないと、ダイコンにスが入ってきて美味しくなくなりますので、収穫時期には注意しましょう。
いかがでしたでしょうか?ダイコンの栽培はポイントをしっかり押さえておけば、初心者でもカンタンに栽培できると思います。
ダイコン栽培のポイントは、
- 土づくりの際、30cm程度まで深く耕す。また、土の塊や石は丁寧に取り除いておく
- 種は3粒深さを均等にまき、発芽を揃える
- 防虫ネットで防虫対策をしっかり行う
- タイミングを観て、間引き、追肥をしっかり行う
です。
長くなりましたが読んでいただいてありがとうございました。
少しでもダイコン栽培の参考になれば嬉しいです。