「シェア畑」って知っていますか?
民間企業が運営する
手ぶらで行けるサポートつきレンタル菜園です。
現在全国で90箇所以上、関西・関東を中心に展開しています。
利用者も4万人を超えどんどん利用者も増えているようです。
ただ、評判を見ていると
「料金が高い」「スペースが狭い」「自由が効かない」
といいことばかりではないようです。
それとは別に市や協会が運営する「市民農園」があります。
市民農園は、「安い」「広い」「自由」がメリットです。
安くて広い、自由が効くことが楽しい菜園ライフを送るのに
最適なの?
結論をまず言います。
市民農園経験者の私がおすすめするなら、
レジャー感覚なら断然「シェア畑」、
ゆとりの時間を活かして
本格的に野菜づくりをしたいなら「市民農園」がおすすめです。
この記事では、
シェア畑と市民農園の魅力を比較して紹介し、
自分に合った畑選びの参考にして欲しいと思います。
では、その理由を具体的に紹介していきますね。
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私は市民農園で野菜づくりを始めて8年になります。
目次
市民農園は全国で、シェア畑は主に関東・近畿の都会エリアでの展開が多いです
お近くのエリアでの農地を探してみましょう。
全国各地
東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県/大阪府/京都府/兵庫県
シェア畑と市民農園の評判はこんな感じです。
まずは、シェア畑と市民農園の声を比べてみましょう。
【シェア畑利用者の声】
【市民農園利用者の声】
シェア畑、市民農園それぞれの声を比較してまとめてみました。
2つを比較して評判が高く評価されている点には
🎉のマークをつけています。
【シェア畑と市民農園の評判ポイント比較】
評判ポイント | シェア畑 | 市民農園 |
農具&資材 | 🎉準備してもらえる | 各自で準備 |
苗&種 | 🎉準備してもらえる | 各自で準備 |
設備 | 🎉揃っている | 農園による |
栽培アドバイス | 🎉プロアドバイザー | 本・ネット |
イベント&講習会 | 🎉充実 | なし |
利用料金 | 高い | 🎉安い |
栽培面積(1区画) | 狭い | 🎉広い |
栽培自由度 | 低い | 🎉高い |
利用拠点 | 関東・関西 | 全国 |
最低訪問頻度 | 週1回 | 週1回 |
メイン利用層 | ファミリー | 60歳以上 |
利用スタイル | レジャー | 本格的 |
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それぞれ評価が高い点・低い点の差がありますね
シェア畑の評価が高いポイント
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- 必要な農具や資材あらかじめ用意されていて自由に使える
- 植えつけの苗や種も準備されているので購入の必要なし
これは便利ですね。
特に初めは必要なものがわからず
調べるだけでも大変です。
最低限必要なものが揃っていて自由に使えるのは
嬉しいサービスです
植えつけする苗や種もいいものを選んで用意してもらえるので
安心して植えつけできますね。
手ぶらで行けて、必要な作業だけで野菜づくりを楽しめます。
市民農園の場合は、各自で準備が必要です。
必要なものをネットや本で調べて
園芸店やホームセンターで購入します。
自分で好きなものを選べる楽しさは味わえます。
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農具のメンテナンスや保管は意外と時間と手間がかかります。
シェア畑は各農園に必要な設備がしっかり整っていて
快適に利用することができます。
【シェア畑に設置されている設備】
- トイレ
- 駐車場(有料)
- 水道(洗い場)
- ゴミ捨て場
- 休憩スペース
- 農具&資材置き場
- 各種資料&栽培マニュアル
これだけ設備が整っていれば安心して通えますね。
特にファミリーで利用する場合はあると嬉しい設備ばかりです。
それがほとんど無料で使用できるのも嬉しいですね。
もちろん市民農園でも設備が整っているところはありますが、
農園にもよります。
利用する際に最低限必要な設備が揃っている農園を
探す作業が必要になります。
子育てファミリー世代には
まさに理想の菜園スタイルです!
初めて野菜づくりを始める人でも
これなら安心して始めることができます。
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トイレや洗い場が用意されていると助かります
【専属アドバイザーがいるメリット】
- まったく知識がなくても安心してはじめることができる
- 不安な点はなんでも質問できる
- 葉や茎等に異変があったとき相談することができる
経験者がそばにいてくれるとありがたいですね。
初めの頃は作業ひとつひとつが不安でした。
近くの経験者のおじさんに色々聞きながらやったもんです。
そのおじさんがいないと寂しかったりw😆
それはそれでいい思い出ですが、
プロのアドバイザーが近くにいることは心強い!
市民農園では、自分でネットや本を駆使して調べるか
近隣の経験者に相談しながら知識をつけていく感じです。
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経験者がそばにいるだけで安心して始めることができます。
![](https://www.tokimekiblog.com/wp-content/uploads/2021/01/DD6F6531-1085-47B2-8ACA-9BD4F9DC6ADC.png)
野菜づくりは農業とは違って
楽しみながらやるのがいいと思います。
【シェア畑で行われているイベント&講習会】
- フォトコンテスト
- 稲刈りイベント
- 手づくり味噌イベント
- 食育講習会
など、菜園のみんなで楽しめるイベントが色々用意されています。
野菜づくりでつながる仲の良いメンバーで楽しむのもいいですね。
市民農園はイベントや講習会などはあまりありません。
だからといって仲が悪いわけではありませんが
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職場とは違う菜園仲間ができるのもいいですね
シェア畑の評価が低いポイント
シェア畑利用者は料金が高いと思っている人が多いようです。
料金を比較すると、
【シェア畑 VS 市民農園料金比較】※参考
※市民農園は私の利用菜園金額
※利用料金は1口比較:シェア畑(3m2)/市民農園(16m2)
シェア畑 | 市民農園 | |
入会金(年会費) | 10,000円 | 3,000円 |
利用料金(年間) | 4.8万円〜7.2万円 | 7,000円 |
合計 | 5.8万円〜8.2万円 | 1万円 |
月々の金額 | 4,800円〜6,800円 | 800円 |
市民農園の利用料金は圧倒安いです。
これは本当うれしいですね。
ただ、市民農園の場合は
農具、資材、苗や種は自分で用意しないといけないので
表示料金は増えます。
また、シェア畑は利用年数が増えると料金割引があるようです。
利用菜園の場所にもよりますが、
シェア畑は利用しやすい場所が多いようです。
利用しやすい立地+準備物の費用は全部コミコミ
プロのアドバイザーへのチップもコミコミなので不要
となると、これくらいの料金は妥当なんでしょうか。
注意点として、シェア畑・市民農園とも年間契約なので
途中解約はできないので注意しましょう。
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家族で芋掘りやいちご狩りに行く事を考えると安いですよ
シェア畑のサイトで紹介されている栽培イメージです。
畝幅は1区画、2m×0.6m=1.2m2ですね。
通路含め3m2が割り当てられる区域のようです。
1区画でシーズン毎に3種類くらいの野菜が栽培できます。
天候にもよりますが、
1区画で、ミニトマト200個、
ピーマン50個、ナス50個程度
1家族で消費できないくらいの
しっかりした量が収穫できます。
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![](https://www.tokimekiblog.com/wp-content/uploads/2021/01/DC6BA64E-9909-40E9-9555-D04B94961E1A-1024x491.jpeg)
シェア畑と市民農園の栽培面積を比較してみましょう
※市民農園は私が借りている菜園換算です
【栽培面積比較】
シェア畑 | 市民農園 | |
栽培面積 | 3m2(畳2枚) | 16m2(畳8枚) |
これを見ると市民農園の栽培はシェア畑の約5倍!
収穫量も単純計算5倍です。
これだけ見るとシェア畑の利用者が
栽培面積が少ないというのも頷けます。
ただ、ファミリー層がレジャー感覚で
子育てをしながら畳8枚の利用面積で
多種の野菜づくりをするのは結構大変、
特に暑い夏や寒い冬は大変です。
初心者の場合は特にそうですが、
栽培面積が少なくても
ていねいに楽しみながら野菜づくりを楽しむのもいいですね。
経験を積み物足りなくなれば区画数を増やすことも可能です。
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面積が広いと短時間で草刈りや土を耕すのは大変です
市民農園は自分が好きな野菜を好きなタイミングで
栽培することができます。
一方、シェア畑は植えつける苗の種類は決められており
他の利用者と同じ野菜を栽培します。
種類は限られますが、初心者の人が栽培しやすい種類を
他の利用者さんと同じタイミングで育てるので、
自分の栽培状況が分かりやすいというメリットもあります。
与えられた野菜の種類を丁寧に栽培し、収穫できるようになる。
そのことでますます野菜づくりが楽しくなる。
栽培できる野菜の種類が決められているのも意図があるようです。
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はじめは野菜づくりの基本を学びことに集中しましょう
その他に評価したいポイントも比較してみよう
シェア畑と市民農園の拠点数を比較してみましょう。
【利用拠点の比較】
シェア畑 | 市民農園 | |
利用拠点 | 関西&関東 | 全国 |
利用拠点数 | 約90 | 約4,200 |
拠点数は市民農園の数が圧倒多いです。
箇所数が多いと選択肢が増えるのでありがたいですが、
肝心なのは、定期的に通える場所を選ぶことが大切です。
どれだけ料金が安くても、広い場所が借りれても、
設備が整ったところでも、利便性の良さは大切な要素です。
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毎週のことなので通える範囲が必須です
シェア畑、市民農園に限らず週1日通えれば
野菜づくりはできます。
ただ、市民農園での栽培面積が広くなった場合や
春・秋の入れ替え時期は畑に費やす時間は長くなります。
シェア畑はファミリー層の利用を考えた
サービスが充実しています。
栽培面積の狭さも週に1日通えるだけで栽培できるよう
考えて設計されていると思います。
もし、学校の行事などで菜園にいけない場合も
代わりに水やりなどの作業を代行してもらえるサービス
もあるのでありがたいですね。
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水やり毎日行くんでしょ?と思っていませんか
シェア畑は「ファミリー層」、
市民農園は「60代以上」の世代が多いのが特徴です。
色々な世代の人たちが集まる菜園スペースも魅力ですが、
子供たちが走り回ったりすると気を遣ったりしますよね。
シェア畑はファミリー層が多いので、
気兼ねなく利用できるのも嬉しいですね。
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こども連れでも安心していける菜園はいいですね
シェア畑を楽しんでいる利用者を見ていると
レジャー感覚で子どもと一緒に楽しく
野菜づくりを学ぶという人が多くみられます。
四季の季節の流れで成長していく野菜に感動し、
収穫できた野菜を美味しく頂く。
家族でつくる思い出として、
子どもたちの教育の場として
満足度高く利用できます。
一方、市民農園はレジャー感覚よりも
本格的に野菜づくりに取り組みたい、
定年後にできたゆとりの時間を活用して
自分のペースでゆったりできる人にはぴったりです。
始める前に利用目的をはっきりさせることが
楽しい菜園ライフを送る上で大切なことだです。
シェア畑が気になったら
まずはサイトから無料体験に申し込みましょう。
現地にすぐにいけなくても無料のオンライン説明会(20分程度)
が実施されています。(利用したい農園に申し込みできます)
※パソコンかスマホから利用できます(ZOOMアプリ使用)
【無料のオンライン説明会でわかること】
- シェア畑のサービスの特徴
- 農園でのサポート体制
- どんな野菜を育てるか
- 不安点や疑問点を気軽に質問できる
事前申し込みが必要なので詳しくはサイトまで。
シェア畑サイト無料オンライン説明会はこちらから
市民農園の応募は、自治体や協会にもよりますが、
1月〜3月に募集してるところが多いです。
各自治体の運営サイトで募集期間をチェックしましょう。
ほとんどの菜園で無料見学会は実施されています。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3BIA8Z+BH6VDM+3U16+60H7M)
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まずは家族でオンライン説明会を受けてみよう
と会員になれば数々の会員特典が用意されているようです。
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仲の良い人が増えるとますます農ライフが楽しめそうです
いかがでしょうか?では、この記事のまとめです。
シェア畑の評判の高いポイントは、
- 農具・資材・苗などは準備してもらえるので手ぶらで通える
- 必要な設備が揃っているのでストレスなく快適に利用できる
- プロのアドバイザーが駐在し丁寧に教えてくれる
- イベントや講習会があり仲間と楽しく菜園ライフが送れる
逆に評判が低いポイントは
- 料金が高い
- 栽培面積が狭いので物足りない
- 栽培できる野菜の自由度が少ない
ことがポイントに挙げられています。
シェア畑はいかに負担を減らし、
初心者の人でも安心して楽しく野菜づくりができるように
しっかりサポートされています。
逆に市民農園は、自分のペースで自分の力で野菜づくりを
していきたい人向きだと思います。
利用目的をはっきりさせて
自分にあった菜園選びが大切です。
考えるのも大切ですが、
実際に見学会や体験に参加してみると不安点が解消され、
より具体的にイメージができると思うので
ぜひ一度足を運んで見てくださいね。
この記事が畑選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。