キュウリの葉っぱに普段見ない斑点が!葉が変色している!
その場合はキュウリの葉っぱが病気になっている可能性が。
特に露地栽培の場合が多く、
見かけるとできるだけ早く病気になった葉を除去し、
病気の原因を特定して改善することが必要です。
目次
キュウリの病気が葉っぱに出る主な症状として、
黄色い角ばった斑点が葉っぱ全体に出る
白い粉のような斑点が葉っぱ全体に出る
の二つが多く見られる症状です。
黄色の斑点は「ベト病」、白い斑点は「うどんこ病」という病気です。
キュウリの葉っぱに病気が見られた場合、
症状がひどいと葉が枯れ、収量が減少するとともに、
他の株へ病気が伝染してしまいます。
病気にかかった場合、早期に対策をしないと
株への侵食がどんどん進む
他の株に同じ症状が広がってしまう
危険性があります。
また、その場の対処と合わせて、病気の発生した原因を特定し対策を講じる
ようにしましょう!
次章よりベト病、うどんこ病が発生した場合の対処法と、
葉っぱの病気を事前に防ぐ予防法を紹介していきますね。
キュウリの病気はよく葉に出ます。
路地栽培で起りやすい葉の病気として、
「ベト病」と「うどんこ病」が挙げられます。
病気の症状を特定し、早期に対処ができるよう「ベト病」と「うどんこ病」
について話して行きますね。
ベト病の症状と対処法
ベト病の特徴は、
葉っぱの全面に角ばった黄色い斑点が広がります。
症状が進むと、下葉から上葉へとどんどん広がります。
やがて色が変色し葉が枯れてきます。
ベト病は、雨の多い時期や多湿の時期に発生します。
水はけの悪さや、通気性がよくない環境が原因です。
ベト病が発生した場合は、他の葉や株に広がらないように
早期に対処する必要があります。
◉畝を立てる際に、水はけが悪くならないよう畝は高めにあげる
◉通気性を上げるために下葉を摘葉する
◉風通しをよくするために、株間をしっかり確保して栽培する
発見が初期段階の場合は、まず病気になった葉を除去します。
症状が進み、株全体に発生している場合は
病気になっている株は株ごと除去すると良いでしょう。
うどんこ病の症状と対策法
うどんこ病の症状は、葉っぱ全体にうどん粉のような白い斑点が出てきます。
ベト病と同様白い斑点は葉っぱ全体を覆い光合成ができなくなります。
他の葉っぱへの侵食が進むと、葉っぱが枯れ、結実が少なくなります。
うどんこ病の原因は、
肥料の窒素養分が多いことです。
うどんこ病が発生した場合の対処方法は、
肥料の与えすぎに注意すること。
肥料は一度に多く与えすぎ、少量の肥料をこまめに与えるようにしましょう。
その他に見られる病気の症状と対策法
ベト病やうどんこ病以外に見られる病気には他にもこのような病気があります。
褐斑病や炭疽病はベト病と同じように、葉っぱに黄褐色の斑点ができます。
その後斑点の中央部が枯れ穴があき、徐々に葉を枯らします。
さらに、褐斑病・炭疽病は葉っぱだけでなく茎や実など株全体に広がり
枯らせてしまう恐れがありますので注意が必要です。
褐斑病や炭疽病も梅雨時期の多湿が原因です。
ベト病と同様に通気性の良い状態を保つようにしましょう。
灰色カビ病はまずは花弁にカビが発生し、その後葉っぱに移る病気です。
この病気も通気性が原因なので通気性に気をつけましょう。
キュウリの病気が葉っぱに出る原因
キュウリを元気に栽培するには、
水はけの良い環境を好むかつ乾燥に弱いという側面があります。
キュウリの病気が葉っぱに出る原因は、
水はけが悪い状態になっている。
梅雨時期など雨が多く高湿な時期に、葉が覆い尽くされ育成環境がよくない
状態になっていることが原因です。
キュウリの病気が葉っぱに出た時の対応
キュウリの葉っぱに病気が出た場合、
市販の農薬を散布することが早道です。
農薬を使って対処する方法以外には、
・病気にかかった葉は広がる前にすぐに除去する
・側溝を掘り、畝の高さを上げる
・不要な下葉を取り除き、風通しの良い状態をつくる
また、気温が上がり乾燥が続く時期にはしっかり水やりをして
乾燥させないように注意しましょう。
では、キュウリ病気が葉っぱに出た場合の対処法をまとめてみましょう。
- 病気が出た葉っぱの症状を見て病名を特定し必要な対処をしましょう
- ベト病が発生した場合は通気性が原因です。
通気性を改善する対処策をとりましょう - うどんこ病が発生した場合は窒素肥料のやりすぎが原因です。
肥料は少量をこまめに与えるようにしましょう - キュウリの病気が葉っぱに出る場合の要因は湿気や過多の水量が
原因です。畝をあげて水はけをよくする。摘葉して通気性をあげる
ようにしましょう
以上キュウリの病気が葉っぱに出てしまった場合の
原因と対策をまとめてみました。
病気を早期発見し、対処することでしっかり元気なキュウリを栽培して
いきましょう!
【筆者の紹介】
私は貸し農園で週末の休みを利用して野菜づくりを始めて8年になります。
今では年間通じて40種類以上の野菜を栽培しています。
今では野菜づくりにもすっかり慣れましたが、はじめた頃は試行錯誤で失敗の連続でした。
ここでは、私が野菜づくりをはじめた頃に知っておけばもっと上達が早かったのにと思う栽培のコツを紹介していきます。
温や降水量、日照時間によって思いどおりの野菜が収穫できないこともありますが、種や苗から育てて収穫できた野菜の美味しさは格別です!!
一緒に美味しい野菜がいっぱい栽培しましょう!
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