株を大きく育て、キュウリの実を長期間収穫するためには
肥料と水は欠かせません。
ただ肥料は多く与えたらいいと言うものではないです。
ここでは、栽培期間中のキュウリの肥料のやり方を
勉強していきましょう!
ここで学べることは、
①土づくりの際の肥料の入れ方
②追肥の頻度とタイミング
③肥料が不足している状態を見極める方法
④肥料過多の場合の見極め方
がわかります。
目次
まずはキュウリの元肥のやり方です。
土づくりに施す肥料のことを元肥(もとごえ)と呼びます。
キュウリは土壌に広く浅く根を張り詰めて大きくなります。
よって、肥料は畝全体にまんべんなく行き渡るように漉き込みます。
元肥として与える肥料は
◉土壌堆肥(牛糞肥料)
→土をフカフカにして、生長を促進させる効果が見込めます。
◉鶏糞肥料
→根や株に効かせる肥料です。
窒素・リン酸・カリなどの栄養バランスがとれた肥料なので使いやすいです。
または、化成肥料もバランスが取れているのでキュウリの栽培には最適です。
私はキュウリに関わらず元肥として「鶏糞」
を使用することが多いです。
栄養のバランスが取れているので使いやすいことと、
値段も安価なのがいいですね。
元肥として選ぶ場合は植えつけの1週間前に、
「完熟」の鶏糞肥料を撒くようにしましょう。
次に追肥です。
キュウリは株を大きくさせながら果実をつけていきますので、
植え付けから収穫まで生長のための肥料切れを起こさないように注意しましょう
もう一つ注意点として、一度に多量の肥料を撒かないことです。
肥料が強すぎると、
①茎や葉ばかり生長してしまい、花や実がつきにくい
②根やけと言って、根が痛んでしまい生長の妨げになる
からです。
ですので、キュウリ株への追肥のやり方は、
少量の肥料を2週間に1回の頻度でこまめに与えることが大切です。
追肥肥料としては化成肥料が良いでしょう。
追肥を行う箇所は
畝の両端にまんべんなく蒔いて、軽く土をほぐしてあげると
肥料が効きやすくなります。
また、追肥の肥料として「液肥」を与える場合は
化成肥料より頻度を上げ毎週与えると良いでしょう。
株の状態を見ながら、回数を少し減らしたり、液肥の濃度を通常より薄めたりと
調整しながら撒くように注意しましょう。
キュウリの株に与える肥料は、不足しても多く与えすぎてもダメなので
程よい肥料を与える方法を紹介していきます。
その方法は、キュウリ株の状態を見ることです。
初めての栽培では判断に迷うかもしれません。
キュウリ株の状態がいつもと違うな?と思ったら注意してください。
◉花や実のつき方が少ない
◉株の下葉の緑色が薄い(上葉の緑色の濃さとの差が大きい)
◉キュウリの実の曲がり方が大きい、形がいびつな実が成る
特に色の変色やキュウリの曲がり方がわかりやすいです。
水のやり方や病気の場合もありますが、異常に気付いた際に
早めに対策をたてるのが良いでしょう。
キュウリの株に与える肥料が多い場合はどうでしょうか。
◉追肥を与えた後に急に生育が悪くなった
◉雌花(キュウリの実になる花)がつきにくい
特に窒素(チッソ)が多い場合は、葉や茎の育ちがすごく良い
その割りに実がつきが少ない場合は注意が必要です。
キュウリの株をうまく生長させるには肥料のやり方を覚えることは、
長期間いいキュウリの実を収穫する上で大切なことです。
では、キュウリの肥料のやり方をまとめますね。
◉元肥は畝にまんべんなく与える
◉与える肥料はバランスのいい鶏糞肥料や化成肥料がおすすめ
◉追肥は一度に多く与えずに少量をこまめに与える
◉株の状態を観察し肥料が過多になっていないか、不足していないかを確認する
異常が見られる場合は早期に対策をうつ
以上がキュウリの肥料のやり方です。
肥料のやり方をうまく活用して元気な株に育て、
長期間いっぱいのキュウリを収穫しましょう!
【筆者の紹介】
私は貸し農園で週末の休みを利用して野菜づくりを始めて
8年になります。
今では年間通じて40種類以上の野菜を栽培しています。
今では野菜づくりにもすっかり慣れましたが、はじめた頃は試行錯誤で失敗の連続でした。
ここでは私が野菜づくりをはじめた頃に知っておけばもっと上達が早かったのにと思う栽培のコツを紹介していきます。
温や降水量、日照時間によって思いどおりの野菜が収穫できないこともありますが、種や苗から育てて収穫できた野菜の美味しさは格別です!!
一緒に美味しい野菜がいっぱい栽培しましょう!
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