家庭菜園でエンドウマメを栽培しようと思っているんだけど、初心者の私でもできるかな?
栽培期間が長くて大変そうだけど、初めての人でも作りやすいし、ちょっとしたコツをつかめば初心者でも簡単に栽培できるよ。
栽培の手順とコツを紹介するので一緒にやってみようよ。
この記事では、
家庭菜園で初めてエンドウマメを栽培する人に、初めて栽培をする時に知っておけばよかった栽培手順とコツを紹介していきますね。
【自己紹介です】
私は貸し農園で週末を利用した野菜づくりを始めて8年になります。今では年間を通じて40種類以上の野菜を栽培してます。色々試行錯誤ではありますが、知識と経験が少しでも初めてはじめる人の役に立てればと思っています。
目次
まずは、エンドウマメの栽培手順とタイミングをつかもう
春に食べる豆ご飯って大好き!美味しい豆ご飯を食べたいので、エンドウマメ栽培を始めたいな!さあ、まずはしっかり作業手順を覚えるぞ!
エンドウマメをたくさん収穫するには、作業タイミングをしっかりつかむことが大切。タイミングを逃さないように計画的に作業して行こうね!
ポットでの苗の育苗の場合は11月上旬くらいに種まきをします。ひとつのポットに3粒くらい撒いていきます。
発芽後、本葉が3枚くらいのタイミングで2本に間引き、植え付けます。
では、まずは土づくりをしていきましょう。土づくりの際にひとつ注意が必要です。
エンドウマメは酸性の土壌が苦手でアルカリ性の状態を好みます。酸性に傾いていると生長不良の原因になるので酸度調整を行いましょう。
※苗の植え付けの2週間前には「苦土石灰」で土の酸度調整を行います。
エンドウマメは酸性度に弱いので、石灰などで土壌のPHを6.5程度にして植え付けるようにしましょう。
「堆肥」「元肥」を入れ、充分耕したら畝を立てていきます。
エンドウマメの畝の幅は100cm、株間は20(サヤエンドウの場合15cm)cm程度あけます。高さは5〜10cmほど上げましょう苦土石灰がうまく土に馴染んだら、次に土に栄養分をすき込んで行きます。
株間20cm(サヤエンドウは15cm程度)をあけながら、ポットで育苗した苗を植え付けていきます。
【追肥2回:春になる前3月中旬、花が咲いたタイミング】
エンドウマメは収穫までに追肥を2回おこないます。
タイミングは、冬を越して気温が暖かくなる前(3月中旬〜4月上旬)と
花が咲いたタイミング(4月上旬〜4月下旬)の2回が最適です。
※追肥方法は、肥料は株から少し離し、畝の両側面に鶏糞堆肥をひとつまみ程度施します
春を迎え気温が暖かくなってくると蔓が一気に伸びてきます。
伸びてきた蔓を誘引するために支柱を立て、ネットを張り準備をします。
サヤエンドウはサヤが大きくなってきた時が収穫タイミングです。
実エンドウは、サヤが大きく膨らみ、サヤが白く乾燥してくるタイミングが収穫のタイミングです。
※収穫タイミングには気をつけましょう!特にサヤエンドウやスナップエンドウは収穫が遅れると固くなり美味しく味わえなくなります。
エンドウマメ栽培の収穫までの作業の流れやタイミングはつかめましたか?
エンドウマメの栽培期間は約7ヶ月と長いです。一度に覚えることはできないと思いますので、忘れた時はぜひ見直してくださいね。
私も初めてエンドウマメを栽培するときは全くどうやっていいのかわからず、同じ畑の仲間に教えてもらったり、本を読んだりして勉強しましたよ。一度一通り経験すると翌年からはより簡単に栽培できると思います。
ここでは、私の栽培経験で習得したコツを紹介してます。
①植え付ける品種を選ぶ
エンドウマメは同じエンドウでも食べ方によって品種が異なります。
サヤを食べるもの「サヤエンドウ」「絹さや」
実とサヤを食べるもの「スナップエンドウ」
実を食べるもの「うすいエンドウ」「実エンドウ」「グリーンピース」
に分かれます。収穫後どういう食べ方がしたいかイメージして選ぶといいですよ
②品種が違うものは植えつけ位置を別ける
「サヤエンドウ」も食べたいし、「実エンドウ」も食べたいので、1株づつ育てようというのはよくある事ですが注意が必要です。
よくある失敗が、実がつきだしてくると、あれ?これってサヤエンドウ?実エンドウ?とどの品種の豆かわからなくなる事です。
特にネットにツルが絡みだすとどれがどれかわからなくなってしまします。
そういうミスが起きないように栽培する場所を違う場所に分けるか、2条植えでツルが巻きつくネットを離して、品種がわかるようにしましょう
③前年と同じ箇所に植えない、生育不良にならないよう「連作障害」に注意する
豆類を前年と同じ箇所に植えると「連作障害」という生育障害が起こる可能性が高くなりますが、エンドウは豆類の中でも連作障害の起こりやすいので注意が必要です。
ツルがどんどん伸びて大きくなるけど、花や実が全くつかないということにもなりかねません。
連作障害を防ぐために、前年に何を植えていたのか初めて貸農園で借りている場合は、長年借りている人に聞いてみるといいと思います。
意外と他の人が何を植えていたかしっかり見ているので教えてもらいましょう。
④冬までに苗を大きくしすぎないように、種まき時期を守る
エンドウマメの栽培でよくある失敗が、種まきの時期が早すぎて。冬を迎える前に苗を大きく成長させてしまう事です。
苗を大きくしてしまうと、寒さで枯れてしまうリスクが増えるため注意が必要です。
むしろ、冬を迎えるまでに発芽させ、小さな苗で冬を越す方が寒さにも強く根をしっかりと張らすことができます。
エンドウマメの種まきの時期はしっかり守るように注意しましょう。
※11月の上旬くらいに種まきすると良いです(栽培エリアには注意して下さい)
⑤霜で苗が枯れてしまわないように「越冬対策」をする
④の苗を冬を迎えるまでに大きくしないということも越冬対策の一つですが、特に気温の寒い時期は霜や雪で枯らしてしまわないよう注意が必要です。
私は12月終わりくらいに苗を寒さから守るため、トンネルを作り寒冷紗を張って直接苗に雪や霜が当たらないようにしています。
また、他の越冬対策として、苗に支柱を立てワラで苗を覆い直接当たらないように工夫しているのもよく見かけます。。
越冬のやり方は色々あるとは思いますが、直接苗に雪や霜を当てて枯らせてしまわないように注意しましょう
ソラマメの栽培の手順や栽培のコツは理解できましたか?
この記事で紹介したことをまとめておきますね。
いかがでしょうか。大きなソラマメを栽培するためのコツは、
- 食べたいエンドウをイメージして品種選びをしよう
- 品種の違うエンドウは判別できなくなるので、同じ場所に植えないようにしよう
- 生育不良にならないように、連作障害には注意しよう
- 種まき時期を守って冬に入る前に苗を大きくしないようにしよう
- 苗を枯らしてしまわないように越冬対策はしっかりしよう
長くなりましたが、ここまでお読みいただいてありがとうございます。
この記事が初めて玉ねぎ栽培をされる方に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
このブログでは、初めて貸し農園で野菜栽培を始められる方に栽培方法を紹介していますのであわせてお読みいただければと思います。
また、ココナラで野菜栽培の相談も承っていますので、お気軽にご相談くださいね。