2020年6月「ときめきガレージブログ」開設しました!

キャベツ栽培で失敗した人に伝えたい栽培がうまくいく3つのコツ

初心者でもコツをつかめばカンタンにキャベツを栽培することができます。

キャベツは春と秋の2回栽培することが可能です。

キャベツは失敗につながるポイントに注意すれば安心して栽培できる野菜です。

この記事では初めて家庭菜園でキャベツを栽培する人に、苗の植えつけから収穫までの一連の流れの中で

  • キャベツ栽培に必要な準備物(道具・資材・肥料)
  • キャベツを収穫するまでの作業の流れと手順
  • 失敗しないように注意したいキャベツ栽培のポイント

が理解できスムーズに作業ができるようになります。

野菜づくりは失敗を繰り返しながら上達していきますが、できるだけ不要な失敗は避けたいものです。

私も失敗するたびにあらかじめ勉強しておけばよかったと後悔することが度々あります。

この記事は私が失敗を繰り返して身につけたノウハウになりますので事前準備としてぜひ活用してください。

とっきー
とっきー

私は貸農園で野菜づくりを始めて9年になります。

年間を通じて約40種類の野菜をコツコツ栽培しています。

キャベツ栽培の特徴

作物科目土壌pH推奨間隔
キャベツアブラナ科5.5〜6.5pH2〜3年
キャベツ栽培の特徴
「秋キャベツ」栽培のポイント

・害虫被害にあわないよう防虫対策はしっかりと行う。
・気温が下がると葉が巻かなくなるので植えつけ時期は大切に守る。
・夏野菜もまだまだ旺盛な時期なので、計画的に作付することが大切。

とっきー
とっきー

キャベツを含むアブラナ科の作物の栽培は害虫との闘い。初期段階で取り除かないと

どんどん被害が拡大するので気をつけて

キャベツ栽培の時期はいつ頃?

秋栽培のキャベツは「8月下旬」に苗を定植(種まき7月下旬)し、11月初旬に収穫できるイメージです。
※暖地栽培の基準です。地域により栽培時期は異なるので注意しましょう。

とっきー
とっきー

暑い時期の作業は夕方、日が落ちる前のタイミングで作業すると快適に作業ができます。

極力日中での作業は避けるようにしましょう。

秋キャベツ栽培に最適な品種は?

秋キャベツの栽培に最適な品種の特徴は
①暑さ(高温)に強い
②年内収穫を目指すなら、気温が下がるまでに収穫が可能な早生や中生の品種を選ぶ。
 ※種まきは7月、苗の植えつけは8月下旬、時期をしっかり守るようにしましょう

以下のような品種がオススメです。

品種特徴
金系201号作りやすく、病気にも強いので初心者の方にオススメの品種。種の場合、春まき・秋まき両方可能なので汎用性が効く。
初秋暑さに滅法強く、高温でも結球性に優れているのが特徴。
平均生成日も55日の極早生であり、多少定植が遅れても年内収穫が可能。
彩音特に苗に関しては1番メジャーな品種。耐寒性・耐病性に優れているため、春・秋両方栽培が可能
秋キャベツのおススメ品種

キャベツの栽培方法|必要な資材・道具・肥料を揃える

キャベツの栽培に必要な道具・資材・肥料を揃えます

【キャベツ栽培に必要な道具】
秋キャベツの準備物は、
①土づくり&畝を立てるために使用するもの
②生長に必要な栄養分(肥料)
③虫から守る為の用具

の大きく3つの準備物が必要です。

準備物用途
①備中鍬&平鍬土壌を耕す際や畝を立てる際に使用します。
※備中鍬土壌が硬い場合にあると便利です。
①酸度計&苦土石灰土壌の酸度を測る際にあると便利です
酸度調整が必要な場合土壌にまきます。
②牛糞&鶏糞堆肥牛糞は土壌用、鶏糞は元肥や追肥用として使用します。
※追肥は化成肥料でも大丈夫です。
③防虫ネット、ネット止めピン苗を虫から守るために使用します。アーチ支柱と合わせて使用します。
③アーチ支柱防虫ネットを抑えるとともに苗の生長空間を確保する役割をします。
秋キャベツ栽培に必要な準備物

秋キャベツの栽培方法

用意ができたら、秋キャベツの栽培の流れをつかみましょう。

大まかな期間を参考に、実際に作業する日をスケジューリング化すると作業忘れがなくなるのでオススメです。

では、下記は苗を購入したものを栽培する方法になります。
(種播きから栽培する場合は7月後半位から行いましょう)

土づくり(植えつけの2週間前)

植つける箇所の土壌酸度を酸度計を使用して計測し、土壌が酸性に傾いている場合は苦土石灰をまき
酸度調整(5.5~6.5pHになるよう)を行なう。

畝を立てる(植えつけ1週間前)

牛糞堆肥&鶏糞堆肥を入れ備中鍬&平鍬を使って土壌を耕します。
しっかり耕し肥料を混ぜ込んだ後畝を立てる。

苗を植えつけ&防虫ネット掛け

苗を植えつけます。一条植の場合、間隔を幅45cm程度空けて植えつける。
※間隔が詰まると株同士がぶつかり合い生長の妨げになるので注意が必要

苗を植えつけ水を与えた後、防虫ネットを掛ける。
横から虫が入らないよいうに、ピンを使って土壌に固定しておく。

追肥&土寄せ

定植から2週間後に1回目の追肥を行なう。その際、畝の土が固くなっているので、熊手を使用し表面を軽く耕す(中耕)。

さらに、ほぐした土を根元に寄せ株を固定する(土寄せ)。

その2週間後(植付けから1ヶ月経過後)に2回目の追肥(中耕、土寄せも合わせて)を行なうと効果的。

※中生〜晩生の栽培期間が長い品種の場合は、さらに2週間後に3回目の追肥をしてあげると良いでしょう。

収穫

うまく結球してきたら、結球したキャベツの表面を指でギュッと押さえ収穫可能か確認する
※抑えたとき中身がしっかり詰まっていて固く感じる場合は収穫可能

収穫方法は、そのまま引き抜いても良いですがしっかり根が張っていて力が要りますので、

結球しているキャベツと外葉の間に包丁やナイフを差し込み茎の部分を切り取ると力が要らずに

上手く収穫することができます。

秋キャベツの栽培のまとめ

いかがでしょうか?話をまとめると、秋キャベツをうまく栽培するコツは、

①暑い時期に苗を植え付けるので、暑さに強い夏栽培に適した品種を選ぶ

②気温が高い時期は害虫被害に注意するため防虫ネットを張り虫対策を行なう。

③年内収穫の場合は植えつけ時期を守る、寒くなるまでに収穫可能な栽培期間が短い品種を選ぶ。

また、しっかり結球するよう追肥&土寄せを行う。

特に植えつけた直後の幼苗時期は葉を大きくすることが大切な時期なので、

害虫がついていないか葉の状態(穴があいていないか)をしっかり確認することが大切です。

以上がキャベツ栽培の育て方とコツになります。最後まで読んで頂いてありがとうございました。

キャベツ栽培の参考になれば嬉しいです。

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