状態の良い苗を購入するためにどんな点に気をつければいいのか?
私も初めてナスの苗を購入する際に購入の仕方に悩みました。
苗選びはナス栽培にとって大切で、いい苗を選びベストなタイミングで植えつける
ことが今後の成長に大きく左右するといっても過言ではありません。
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私も初めは苗を購入するタイミングや、
苗の選び方でよく迷いました。
この記事では、私が苗を購入する際に気をつけている
状態の良い苗を購入する判断基準が分かります。
- ①苗を購入するベストなタイミング
- ②選ぶべき苗の種類
- ③状態の良い苗を選ぶ方法
さまざまなタイミングや品種で苗を購入し栽培してきましたが
今では、大きくこの3つの条件にベストな答えをみつけました。
- 苗を購入するのは5月中旬以降
- 選ぶべきは「接木苗」
- 状態の良い苗は、本葉が7、8枚ついた葉の色つやが良い元気な苗
それぞれの理由を具体的に説明していきます。
はじめてナスの苗を購入する際の参考にしてください。
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私は神戸の貸し農園で野菜づくりをして9年になります。
年間で40種類の野菜を栽培しています。
目次
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まずは、ナスの苗を購入するベストのタイミングお話します。
GW終盤もしくは明けたあとの苗を植えつける直前
【理由】
植えつけるのに最適な5月中旬以降の時期に合わせ、
その直前に元気な状態の苗が購入できるから
春によく栽培される野菜の代表野菜「トマト」や「きゅうり」
の植えつけ時期は、4月中旬〜末。
一方「ナス」や「カボチャ」は4月中に植えつけると朝や夜の気温差で
苗を枯らしてしまいます。
ナスは少し時期をずらし気温が上がる
5月中旬以降に植えつけるのが最適です。
私はタイミングに合わせて状態のいい苗を購入し植えつけるので
植えつけた後の成長が早いです。
また、購入した苗は気温が高い日中は避け、日差しが落ち着いた夕方に植えつけるのが
オススメです。天気が曇りの場合は日中でも大丈夫です。
植えつける場合は、保温ポットで苗を寒さから守る
自宅で管理する場合は、夜は屋内に入れておく
ようにしましょう。
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逆に購入を控えた方が良いタイミングです。
4月初旬にホームセンター等で苗が一気に並んだ時
【理由】
植えつけまでの管理や維持が難しいから
ホームセンターや園芸店では早ければ3月の終わりから苗が並びます。
皆が買っている様子を見たり、売り切れることが不安で事前に購入する
ケースが多いです。
私の経験上、家で管理しながら植えつけの時期まで
ベストな苗の状態を維持するのは難しいです。
植えつけ前にベストな状態での苗の購入をオススメします。
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慌てなくてもナスの苗は5月中で間に合います。
数多くの種類から「接木苗」がある品種を選びます。
「接木苗」がある品種を選ぶ
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例えば、ナスの品種の苗に台木としてトルバム・ビガーという台木用の植物の苗をつけたりします。
【理由】
「接木苗」は連作障害や土壌の病害虫に強く健康で丈夫に育ちやすいから
苗売り場で「実生(みしょう)苗」と「接木(つぎき)苗」を
分けて販売しています。
ナスは特に病気や生理障害の被害を受けやすいので、
「接木苗」の中から品種を選ぶようにします。
接木苗は、土壌からの病害虫や連作障害に耐性が強い苗を台座にして、
成長力のある苗とをつなげることで、
実生苗と比べて丈夫な苗が作れるというメリットがあります。
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値段が少し高いのはデメリットですが、
接木苗はそれ以上の価値はあります。
実生苗(みしょう苗)
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【理由】
実生苗は通常の苗で種から育てた苗で苗自体に問題はありません。
ナスは病気や生理障害の被害を受けやすいので、
病気に強い苗に品種改良された苗が接木苗です。
実生苗は値段も安く購入しやすいですが、
ナスの場合は接木苗を選ぶのがベストです。
選んだ品種の中から、状態の良い苗を選びます。
本葉の枚数が7、8枚、葉の色つやがよく元気な苗
【理由】
本葉が7、8枚の大きさに育った苗が植えつけに最適だから
私は状態の良い健康な苗を探す時はまず、本葉が7、8枚ついた苗が選べる品種
から選ぶようにしています。
その中から状態の良い苗を選びます。
【状態の良い苗選びのポイント】
- 一番花のつぼみか花が咲いている
→一番花が咲くタイミングで植えるとその後の生育、着果が良くなる - 葉が大きく、しっかりした緑色で厚みがある
→苗をいくつか目視で比較し、色と厚みを比較する
葉の裏の葉脈がきれいではっきりしているもの。
(葉脈は人間でいう血管です) - 双葉が残っている
→苗の状態が悪い苗は双葉(子葉)が落ちている - 茎が太く、節間が狭い
→茎が太く、節間が狭い苗は丈夫に育つ - 葉に虫や病気がない
→葉に虫穴や斑点がないか、特に葉の裏に虫がいないか目視確認する - 芽の先端部がピンと張って勢いを感じる
→元気な苗は先端に勢いがあり元気です。
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以上のポイントをクリアする苗を選びます。
どのポイントも大切ですが、特に
①一番花のつぼみか花が咲いている
④茎が太く節間がせまい
⑤葉に虫や病気がない ものを優先します。
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売れ残った苗はポットで育ちすぎ(老化苗)で、植えつけると
成長しないことがあるので購入は控えましょう
本葉が4枚くらいの小さな苗
【理由】
小さな苗を植えつけると枯らしてしまうことがある
しばらく家で苗を育てるために幼苗を購入するなら問題はないですが、
5月中旬くらいは年によって夜の気温が低いこともあります。
その中で本葉が4枚程度の幼苗を植えつけると、苗を枯らしてしまう
ことがあるので幼苗の状態での植えつけは控えましょう。
以上が良い状態の苗を購入するために気をつけたいポイントです。
ではまとめです。
良い状態の苗の購入手順は、
- ①植えつけベストタイミングんの5月上旬以降に合わせ購入する
- ②接木苗がある品種に絞る
- ③選んだ品種の中から状態の良い苗を購入する
この流れで苗選びをすれば状態の良い苗が購入できます。
③の良い状態の苗の選び方をおさらいすると、
- 一番花のつぼみか花が咲いているもの
- 葉が大きく、鮮やかで濃い緑色厚みがあるもの
- 双葉(子葉)が残っている
- 茎が太い、節間がせまい
- 病害虫の被害が見られない
特に「一番花」「茎の太さ・節間」「病害虫がない」ポイント
には注意して購入しましょう。
以上が良いナスの苗購入方法のポイントになります。
少しでも苗選びの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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